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旗の歴史
現在で激安国旗や格安社旗、プリント安全旗として幅広く活用されているオリジナル印刷フラッグですが、その歴史は古く紀元前から人類の生活の中に根付いていました。
原始フラッグの姿
オリジナル制作旗が人類の歴史上に姿を現したのは、紀元前3000年以上も前の古代エジプトとされています。
史上最古の特注製作フラッグは、エジプト王朝内の地域を区別するために使われていました。ポールの上部には模様や彫刻が作成され、その意匠には信仰のシンボルである鷲や獅子、太陽が象られていました。
古代エジプトの他、ギリシャ、ペルシャ、ローマや、中東付近でも同じような目的でオーダーフラッグを使用していたという文献が発見されています。
今日では手旗と言えば布で作成されることが当たり前となっていますが、古代の制作方法ではむしろ皮や羊毛、そして金属など様々な材料で作成されていました。
紀元前5000年頃よりエジプト人は高い織物技術を持っていましたが、その頃の旗ははためかせるよりも竿頭のシンボルを目立たせることに赴きが置かれていました。
古代ローマでの旗の意義
古代ローマでは、特に旗が重宝されていました。旗の形はエジプトと似たタイプのものであり、先端にはやはり模様があしらわれます。その模様が大変重要な意味を果たしており、皇帝の肖像画や徽章、王冠など権威を示すシンボルがデザインされていました。
このように華美な装飾を与えられたフラッグは、王や上官に対する忠誠の証、または味方に合図を送るための道具として用いられてきました。
また、古代ローマの軍隊は、各部隊を象徴するオリジナルのフラッグを製作していたそうです。その中でもベキシルムという深紅の旗は、四角い布に軍隊名や紋章がプリントされたものであり、現在の旗の原型となったものと言われています。